嵐の櫻井翔(39)と相葉雅紀(38)が21日、NHKの東京五輪スペシャルナビゲーターとして正式に活動開始することが23日、分かった。この日、東京・渋谷の同局で行われた正籬聡放送総局長の定例会見で発表された。2人と共に、アスリートナビゲーターを北島康介(38)が務める。

嵐は19年5月、昨年予定されていた東京五輪・パラリンピックの魅力や感動などを伝える「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任。「NHK2020ソング」として書き下ろされた楽曲「カイト」が同曲の五輪テーマソングにも決まっていた。同年末で活動休止に入る前の大役になるはずだったが、五輪が1年延期に。グループは当初の予定通り昨年末に活動休止した。

同ナビゲーターに就任している嵐について、同局は昨年の五輪延期発表後から「検討中」と繰り返していた。先月19日に行われた定例会見でも、担当者は「これまでと同じ回答になりますが、現時点ではまだ決まっておりません。決まり次第お知らせしたいと思います」。結論のめどについては「開催まで迫っておりますので、できるだけ早くとは考えております」と述べていた。

櫻井は08年の北京から18年の平昌(ピョンチャン)まで、夏冬合わせて6大会連続で日本テレビ系の五輪キャスターを務めていた。相葉は16年から19年までNHKのスポーツ番組「グッと!スポーツ」で司会を務めた。今年4月からは同局の「サンデースポーツ」(日曜午後9時50分)に不定期出演している。