「SDGs」についてどれくらい理解は深まっていますか? 本書は世界が直面する解決すべき問題、そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。専門的な言葉もやさしく説明しているので、大人にもわかりやすいSDGs入門書です。
「持続可能性」がキーワード
SDGsの「S」は、Sustainableの頭文字ですが、「sustain(持続する)」と「able(〜できる)」という英語からなる言葉で、「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味です。
今、世界はSDGsを達成することで「サステナブルな開発」、つまり「持続可能な開発」を目指しています。左ページのように、「持続可能な開発」は、「環境保護」「社会的包摂」「経済開発」の3要素の調和が求められています。簡単にいえば、環境を守り、すべての人の人権を尊重しながら経済成長をしていくことです。逆にいえば、3要素のいずれかが欠ければ、持続可能とはいえません。
たとえば、埋蔵量が限られている石油を使い続けて枯渇すれば、石油を使った火力発電はできません。一方、太陽光発電ならいくら使っても太陽はなくなりませんし、石油のように二酸化炭素を出しません。石油は持続可能ではありませんが、太陽光は持続可能性が高いといえます。このようにさまざまなことについての持続可能性を考えるのがSDGsです。
知っておくべきコトバ
社会的包摂
「社会的包摂」は難しい言葉ですが、「社会的排除」が反対の概念であると考えるとわかりやすいかもしれません。こども、障害者、高齢者、難民、移民などの弱い立場の人々が排除されずに社会に参加して、それぞれが持つ潜在的能力を発揮できる環境を整備することです。
ソマリアの難民キャンプ
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