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Saturday, March 13, 2021

チョコレートの染み抜き方法は実は簡単!ソファーの場合や応急処置も紹介 - ウーマンエキサイト

大人から子供まで大好きなスイーツといえばチョコレート。スーパーで売っているものから高級なものまで、たくさんの種類がありますよね。でも思いがけずチョコレートを洋服につけてしまったとか、子どもが落としたのを気づかずにそのままにしていたら、ソファーにチョコレートのかたまりがついていた、なんてこともありますよね。そのままにしておくと落ちにくいチョコレートの染み抜きについて、今回は解説していきます。

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■チョコレートの染みは落ちにくい

そんなに大きな染みでもないから普通の洗濯で落ちるだろうと、そのまま洗濯機に入れたけど落ちなかった経験はありませんか?洗剤が昔に比べて良くなったとはいえ、チョコレートの汚れは落ちにくいですよね。それはチョコレートの成分に関係していますので、解説していきます。

・チョコレートの染みは油性


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チョコレートに含まれるカカオバターは、ほとんどが油分のためチョコレートのシミも油性に分類されます。この油分が水をはじいてしまうため、普通の洗濯ではなかなか落とせないのです。がんこな油汚れである上に、色が濃いために染みになってしまうと、目立ってしまうのが残念なポイントです。

・普通の洗濯洗剤では落ちにくい


普通の洗濯は水で洗うので、水溶性の汚れを落とすのには最適ですが、しつこい油汚れはしっかり落とすことができません。普通の洗濯をする前に汚れの種類を把握して、染み抜きの下処理をすることが重要になります。 

■食器用洗剤でチョコレートの染み抜き

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染み抜き専用の洗剤がある家もあるかと思いますが、すべてがそうではないはず。家庭にあるもので簡単に染み抜きできたらいいですよね。チョコレートの染みはキッチンにある食器用洗剤で落とせます。ここでは食器用洗剤を使った染み抜きの方法をご紹介します。

・用意するもの

・食器用洗剤
・歯ブラシ
・タオル(使い古しの布でも可能)

歯ブラシは使い終わった古い歯ブラシでも大丈夫です。掃除用に数本取っておいてある家も多いかと思いますので、それを使いましょう。もちろん、新しいものでも構いません。タオルは、チョコレートの汚れを移しとるために必要な布です。染みの色がついても大丈夫なものを使いましょう。

・染み抜きの手順


水を使うので、洋服が水洗いできるかを確認します。
  1. チョコレートが固形の状態でくっついている場合は、はがします。
  2. 染みの部分に食器用洗剤を塗ってなじませます。
  3. タオルを染みの部分に当てながら、染みのついてしまった洋服をひっくり返します。
  4. 洋服の反対側から歯ブラシでポンポンとやさしくたたきながら、染みを布へ移すようにします。
  5. 何度か歯ブラシでたたいたら、布の位置をずらして染みを移しとっていきます。このとき移した染みが、洋服の別の場所につかないように気をつけましょう。
4~5を繰り返すと染みがかなり薄くなっているはずです。気温が低い場合などは、ドライヤーなどで温かくしてからやると、チョコレートの油分がやわらかくなって落ちやすくなります。生地が傷まない範囲でやってみてくださいね。

・歯ブラシでたたくのがポイント


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歯ブラシがあると、染みの部分をついこすってしまいそうになりますが、こするのは逆効果。染みを広げて、汚れを繊維の奥まで入り込ませてしまいます。あくまでも、染み汚れを移すというのが染み抜きのポイントですので、たたくようにしましょう。歯ブラシよりも範囲が小さい染みであれば、綿棒を代わりに使うこともできますよ。

・仕上げに洗濯機で洗う


歯ブラシでたたいて、ある程度染みが取れたら普通に洗濯します。染み以外の汚れと染み抜きで使った食器用洗剤を、洗濯することでしっかり落としていきましょう。ぬるま湯で洗った方が油がやわらかくなって落ちやすくなりますので、温水で洗える設定があれば活用すると効果があがりますよ。

■落ちにくいチョコレートの染み抜き

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食器用洗剤では落とせないガンコな染みもありますよね。そんなときは、溶剤を使って染みを落としてみましょう。

・『ベンジン』を使う


ベンジンというものを知っていますか?ベンジンは石油からできる液体有機溶剤です。揮発性の強いガソリンのようなもので、油を溶かすことができます。揮発性が高いためビンに入っていることが多く、ドラッグストアや薬局で売られています。昔、着物の襟元の汚れを落とすために使われていたので、おばあちゃんの家にあった、と記憶している人もいるかもしれません。

水がいらないため、水洗いできない洋服にも使えます。ガソリンに近い液体と聞くと怖くなってしまいますが、正しい使い方をすれば大丈夫。困ったときは使ってみてくださいね。

・用意するもの

・ベンジン
・歯ブラシ・
・タオル(使い古しの布)

食器用洗剤を使った染み落としのときと同じもので大丈夫です。強い液体なので、手荒れしやすい人はビニール手袋をするようにしましょう。目に入らないように保護メガネもあるといいですね。

・手順は簡単!


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まずは、ベンジンによって色落ちしないかを確かめるために、布やティッシュにベンジンを浸み込ませて、洋服の目立たないところに押し当てます。色落ちしなかったら、染み抜きの作業をしていきましょう。

  1. チョコレートのかたまりがあるときは、はがして取り除く。
  2. 染みの部分にタオルを当てて、洋服を裏返します。
  3. 洋服の裏側からベンジンをつけた歯ブラシで、ポンポンと染みを布へ移すようにたたきます。汚れのムラをなくすためになるべく大きめの範囲を行うようにします。
そのまま乾かして完了です。ベンジンは揮発性が高く、そのままでも乾いてしまうので染みが落ちたらあえて洗濯する必要はありません。しかし、水洗いできる素材の洋服であれば、ほかの汚れを落とすためにも、染み抜きの後に通常通り洗濯した方が良いでしょう。

・『火気厳禁』『換気』を忘れずに


ベンジンは揮発性が高く、引火しやすい液体です。使うときはふたを開ける前に、窓を開けて換気をしながら作業しましょう。燃えやすいので、同じ室内で火を使うことも厳禁です。タバコなどの小さな火でも引火しますので、絶対にやめましょう。

■『酸素系漂白剤』でチョコレートの染み抜き

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上の方法でもなんだか少し色が残っている気がする、というときは「酸素系漂白剤」をつかってスッキリさせる方法があります。ベンジンがないときは最初にこれを使うこともできますよ。ただし、水洗いできるものに限りますので、洗濯表示を確認しましょう。

・用意するもの

・酸素系漂白剤
・洗い桶のようなつけ置きができる容器
・お湯

容器がなければ、洗面所のボウルをそのまま使うこともできます。30分以上つけ置きに使用できる時間に使いましょう。お湯は40℃くらい、お風呂と同じくらいの温度と思っていれば大丈夫です。水でも使うことができますが、お湯の方がチョコレートの油分を柔らかくすることができるので、染み抜きの効果が高くおすすめです。

・手間がかからない手順!


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  1. つけ置き容器にお湯と酸素系漂白剤を入れて、混ぜます。
  2. 洋服を入れて、30分放置してから普通に洗濯すれば完了です。
汚れがひどいときは、染みの部分にそのまま酸素系漂白剤を塗って洗濯する、という方法もあります。

・色柄物にも使える


酸素系漂白剤を使うメリットは色柄物にも使えるということです。塩素系漂白剤も白くなりますが、色も一緒に抜けてしまいます。酸素系のものは塩素系漂白剤よりも効果は穏やかですが、色柄はそのままで汚れだけを落としてくれます。

・粉末と液体はどっちがいいの?


酸素系漂白剤は粉末状と液体状のものがあるので、どちらがいいか迷ってしまいますよね。染み抜きとして使うのであれば、粉末の方が効果が高いためおすすめです。使うときはお湯でしっかり溶かしてから、つけ置きの作業に入りましょう。40℃くらいで溶けづらいようであれば、もう少し高い温度のお湯でも大丈夫です。溶かす際にヤケドをしないように気をつけて、心配であればキッチン用品の木べらなどでかき回すようにしまよう。

■『クレンジングオイル』でチョコレートの染み抜き

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チョコレートも化粧品も同じ油分なので、クレンジングオイルも染み抜きに使えます。粘度があるので、繊維の奥まで入り込んでしまっている色素にはなかなか届きにくいのですが、応急処置としても使えますよ。

・優しくもみ込む


染みの部分にクレンジングオイルをのせて、なじませるように優しくもみ込みます。もみ込みながら、染みがほかの部分に広がらないように気をつけるようにしましょう。もちろんクレンジングオイルをのせる前に、かたまりがあれば必ず取るようにしてくださいね。

・温水で洗う


チョコレートとクレンジングオイルがなじんだら、40℃くらいの温水で洗い流します。これでかなり汚れは落ちているはずです。温水を使うことで、チョコレートとクレンジングオイルの油分が流しやすくなります。ほかの部分に広がらないように、洗い流した後は洗濯機で普通に洗濯しましょう。

■ソファのチョコレートの染み抜き

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大人の目を盗んでこっそり子どもが食べていた、落としたのを知らなかった、などでソファーやカーペットにチョコレートがついていることも。洗濯ができないこれらの大きなものは、どうしたらよいのでしょうか。

・布製ソファーなら『中性洗剤』


布製のソファーであれば、洋服と同じように食器用の中性洗剤を使って染み抜きをします。
  1. まずは洋服のときと同じように、かたまりがあれば取ります。
  2. そのあとにお湯に浸してかたくしぼったタオルを、汚れの部分に向けてたたきます。
  3. 食器用の中性洗剤を汚れた部分にたらします。
  4. お湯でしぼったタオルに浸み込ませるように、たたきます。
3と4の手順を繰り返せば汚れが落ちてくるはずです。この方法はカーペットに使うこともできます。ポイントはお湯の温度でチョコレートをやわらかくすること。お湯の温度を高くしすぎて、ヤケドをすることがないように気をつけてくださいね。

・革製ソファーなら『消毒用エタノール』


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水が使えない革製のソファーはどうでしょうか。そんなときは揮発性のある「消毒用エタノール」を使います。手指の消毒のために、常備している家も多いかと思います。消毒用エタノールは、水性の汚れも油性の汚れも落としてくれて、そのまま揮発しますので水が使えないものに使用することができますよ。

  1. タオルにエタノールを浸み込ませる。
  2. 汚れを軽くこすってタオルに汚れを移していく。
  3. 乾いたタオルでふき取る。
エタノールも可燃性の薬品です。換気は必ず行い、火がないところで使用しましょう。手荒れを起こしやすいので、ゴム手袋などで皮膚を保護したほうが良いですね。

・目立たないところで試してから


布製も革製も、どちらもまずは目立たない所で試してから汚れを落とすようにしましょう。場合によっては変色が激しく、汚れは落ちたけどソファーの色まですっかり抜けてしまった、なんてことにもなりかねません。インテリアとしては大きなものですので、変色や変質してしまうとかなり目立ってしまいます。裏側や下側など、あまり目につかない場所で少し試してみて大丈夫であることを確認してから、染み抜きの作業に入りましょう。

■チョコレートの染み抜きの注意点

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染み抜きができる便利な技も、使い方を間違えると逆に染みが大きくなってしまったり、洋服の生地を傷めてしまうことがあります。ここでは、染み抜きをする際の注意点をご紹介します。

・『色落ちチェック』をする


染み抜きに使う中性洗剤やベンジン、クレンジングオイルなどは普段洗濯では使わないような洗剤で、汚れ落としも強力なものです。必ず目立たないところで試しにつけてみて、色落ちがしないかをチェックするようにしましょう。チェックしないでそのまま染み抜きをしたら、その部分だけ色が変わってしまったとか、生地が弱ってしまって着られなくなってしまうことがあります。

・『輪染み』ができてしまうことも


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染みを落としている段階で、周りに広がってしまい輪染みができてしまうことがあります。これは、染みの中心から外に向かって歯ブラシをたたいたり、タオルをこすったりすることでできてしまいます。しかし、注意していてもダウンジャケットのような素材は輪染みができてしまう可能性が高いです。輪染みができてしまった場合は、クリーニング店へ持ち込んできれいにしてもらうのをおすすめします。

・洗濯機で洗えるものか確認


染み抜きの最終工程として洗濯機で通常に洗うという作業が入るため、洗濯機で水洗いができるかどうかの確認が必要です。洋服の洗濯表示を確認してから、染み抜きの作業に入りましょう。ベンジンは水洗いをしなくても大丈夫ですので、洗濯機で洗えないものはベンジンで処理をするか、クリーニング店などに染み抜きの依頼をしましょう。

■チョコレートの染み抜きの応急処置

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出かけた先で食べたチョコレートパフェがたれてしまった、子どもの持っていたチョコレートが自分の服についてしまった、など出先での染みのトラブルもあります。染みはなるべく早めの対処するのが、きれいに落とすコツでもありますので、応急処置を知っておくと安心です。

・ティッシュでチョコレートを取る


まずは洋服の表面についているチョコレートのかたまりを、ティッシュペーパーで取りましょう。洋服についている部分を最小限にすることで、染み抜きの成功度を上げることができます。

・ハンドソープをつけてたたく


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出かけているときに、染み抜き剤や食器用洗剤を持っているいる人はあまりいないかもしれません。普段から携帯用の染み抜き剤を持ち歩いていればそれを使えばよいのですが、そうでない場合は化粧室のハンドソープをお借りしましょう。

使い方


  1. ティッシュではさんでチョコレートの油分を吸い取る。
  2. 湿らせたティッシュにハンドソープを浸み込ませる。
  3. 洋服の裏側に乾いたティッシュをあてる。
  4. ハンドソープをつけたティッシュで染みの部分をたたいて、染みを移しとるようにする。
  5. 乾いたティッシュで、洋服の水分を吸い取る。
つけてしまった染みも、早めに対応すれば落ちるのも早いです。気が付いたらその場で使えるワザを知っておくと便利ですよ。

・こすらないよう注意


染みがつくと、ついあわててこすってしまいがちですが、こすってしまうとチョコレートを洋服の生地の奥にすりこんでしまいます。汚れが奥に入り込んでしまうと、簡単に取れる染みもとれなくなってしまうので、慌てずに対処するのが大事ですよ。

すぐに化粧室へ行けないときは、せめて表面のかたまりだけでも取っておくようにしましょう。ついた染みがほかの部分につかないように気をつけるのも必要ですね。

■落とせないチョコレートの染み抜きは業者へ

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自分でできることは全部やってみたけど、やっぱりきれいに落とすことができない、デリケートな素材だから自分でやるのは自信がない。そんなときは、染み抜き専門業者にお願いしましょう。

・ニットやスーツは依頼するのが無難


ニットやスーツはデリケートな素材でできていることが多いです。水洗いができないようなものも多く、水洗いできても洗い方に気をつけないと型崩れを起こすことも。ニットやスーツは、自分で染み抜きをすると衣類をダメにするリスクが高いので、専門業者に依頼する方が無難です。

・クリーニング店に依頼する


大型クリーニング店でも染み抜きの相談にのってくれるところは多いですが、おすすめは個人経営のような、クリーニング工場と店舗が一緒になっているところです。染みの状況を直接職人さんとやりとりすることができますので、行き違いがなく安心できます。

・染み抜き専門のクリーニング店もある


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中には染み抜き専門のクリーニング店も存在します。店舗を構えて行っているところもあれば、宅配専門の業者もいますので、自宅の近くにない場合は宅配でお願いすることができます。クリーニング店で断られてしまった、仕上がりに納得がいかない、という場合には心強い存在です。

・料金の相場はいくら?


値段には幅がありますが、安いところだと小さな染み1ヶ所500円くらいでやってくれるところもあるようです。範囲や洋服の素材などによっても変わってきますので、相談して見積もりを出してもらってから決めると良いかもしれません。クリーニング店の場合は、染み抜きだけの処理ではなく、洋服全体のクリーニングとセットで受けているところが多いです。ですから、クリーニング代+染み抜き代の合計になります。中には、染み抜きは無料で行っているクリーニング屋さんもありますので、まずは相談が必要ですね。

■チョコレートの染みは慌てなければ、すぐ落ちる!

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外食中にうっかり染みをつけてしまうと、あわててこすってしまうことがありますよね。でもチョコレートの染みはこするとさらに落ちにくくなってしまいます。染みを作ってしまったときは、慌てずに応急処置をためしてから、まずは食器用洗剤で染み抜きしてみましょう。しつこいと思っていたチョコレートの染みも、案外簡単に落とせると思いますよ。

デリケートな素材の洋服は、最初からプロにお願いするのがいいですね。そのときも、なるべく早く持っていった方が仕上がりがきれいになります。染み抜きはあわてず、すばやく行うことできれいに仕上げることができるので、洋服の生地に合った方法で試してみてくださいね!

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