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Sunday, June 14, 2020

チョコレートはかつて媚薬だった!?4000年の甘~い歴史と3大発明(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

 人類がカカオの栽培を始めたのは約4000年前。一方、現在のような固形の甘いチョコレートがつくられてまだ170年しかたっていない。その間、どのような変遷があったのだろうか。特集『100年に1度の激変!チョコレート市場』(全9回)の#2では、チョコレートの歴史と、カカオをチョコレートに変えた3大イノベーションを解説する。(ダイヤモンド編集部編集委員 長谷川幸光) 【この記事の画像を見る】 「週刊ダイヤモンド」2020年6月13日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。 ● チョコレートは スパイシーな飲み物だった  人類がカカオの栽培を始めたのは約4000年前。一方、現在の固形の甘いチョコレートがつくられてまだ170年しかたっていません。その間、どのような変遷があったのでしょうか。  人類が初めてカカオを栽培したと推定されるのは、紀元前2000年ごろの中米・古代メソアメリカ。この地で人類は初めてカカオの樹を栽培したと推定されています。カカオは希少で栄養価が高いことから神秘的な食べ物として重宝され、神へのささげ物や宗教儀式にも使われました。のちにスウェーデンの学者・リンネが、現地で「カカオ」と呼ばれる樹を見て「テオブロマ カカオ」という学名をつけましたが、ギリシャ語で「テオ」は「神」、「ブロマ」は「食べ物」を意味します。  次第にカカオの栄養価に注目が集まり、マヤ・アステカ文明の王族や戦士の間で精力剤や媚薬として広まります。当時はまだ砂糖が世界に広まる前。すりつぶしたカカオ豆を水で溶いて、トウモロコシやトウガラシを入れて飲んでいました。この頃の「チョコレート」はスパイシーな飲み物だったのです。

● 欧州の嗜好に合わせて チョコは甘い飲み物へ  16世紀、大航海時代に入ると、チョコレートは転機を迎えます。スペイン人が中米を征服したことで、チョコレートは欧州の文化と融合します。スペインに持ち込まれたカカオに砂糖が加えられ、チョコレートはスペイン人の嗜好に合った甘い飲み物へと変わっていきました。  「舶来物」は高価であったため、口にできるのは貴族や聖職者といった富裕層のみ。チョコレートには疲労回復効果があり長寿になるとされ、「門外不出の薬」として国外へ持ち出すことは禁じられます。そのため100年近くにわたってスペインから出ることはありませんでした。チョコレートの語源については諸説ありますが、スペイン語の「チョコラテ(Chocolate)」の英語読みともいわれています。  しかし約100年後の17世紀、商人や修道士らによってイタリアやフランスへ漏れ伝わり、貴族階級を中心にチョコレートの文化が広がります。1693年、フランスでカカオの取引やチョコレートの販売が自由化。以後、チョコレートの価格が下がり、庶民にも広まることとなりました。 ● チョコレートに起きた 3大イノベーション  19世紀になると、技術革新の波がチョコレートに三つの大発明をもたらします。一つ目の発明は「ココアプレス」です。1828年、オランダ人のC・J・バンホーテン(後にバンホーテン社を創業)が、カカオ豆から油脂分(ココアバター)を除いた固形分の粉末化に成功します。湯に溶かして飲むこの「ココア」は、新世界から到来した新しい飲み物としてヨーロッパで珍重されました。  二つ目の発明は、かじって食べる「イーティングチョコレート」です。1847年、イギリス人のジョセフ・フライは、カカオ豆と砂糖をすりつぶし、そこへココアバターを加えることで固形化する製法を編み出します。ココアづくりの副産物にすぎなかったココアバターを利用する画期的な手法です。湯に溶かす手間もかからず、携帯できて長期保存が可能。こうした利便性と保存性の良さがイーティングチョコレートを主流へと押し上げます。

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June 15, 2020 at 04:01AM
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