数カ月持続する、安静時および軽労作時の動悸・易疲労感を主訴に紹介受診した26歳女性。前医ではパニック障害の診断で抗不安薬を処方されたが無効であった。
血圧128/68mmHg、SpO2 98%(室内気)、安静時心拍数95~110回/分の持続性頻脈で、軽労作時の心拍数は150回/分まで上昇していた。頻脈時のP波軸は洞調律時と同様である。ホルター心電図では、平均心拍数119回/分、日中は持続性頻脈だが就寝中は90回/分以下への心拍数低下が見られた。理学的徴候、胸部X線、心エコー検査では異常を認めず、血液検査でも甲状腺機能や血球数、炎症反応に異常はないが、BNPは32.0pg/mL。アルコールやカフェインの摂取習慣はなく、違法薬物使用歴もない。来院時の12誘導心電図を図1に示す。
からの記事と詳細 ( 26歳女性。数カ月持続する安静時からの動悸 - 日経メディカル )
https://ift.tt/fTN60zg
No comments:
Post a Comment