[シドニー 18日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルが対米ドルでしっかり。2月の豪雇用統計で就業者数が大幅増となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを急がない方針が示されたことも追い風となり、ニュージーランド(NZ)ドルも上昇した。
豪ドルは0.47%高の1豪ドル=0.7833米ドルと2週間ぶりの高値を付けた。景気見通しが強まれば米連邦準備理事会(FRB)が刺激策を縮小するとの観測が後退したことから、高リスク通貨に資金が向かった。
NZドルは0.08%高の1NZドル=0.7245米ドル。
FOMC後に記者会見したパウエルFRB議長の発言を受けて米国債利回りが低下し米ドルは下落した。
オーストラリア・ニュージーランド銀行グループのアナリストは「この金利の状況が持続するかどうかが引き続き豪ドル/米ドルの鍵になる」との見方を示した。
2月の豪雇用統計は、就業者数が前月比8万8700人増と市場予想の3万人増を上回った。失業率も予想以上に改善し、景気回復が順調に進んでいることが示された。
豪3年物国債先物は5ティック安の99.690。インプライドイールドは0.3%。 10年債先物は10ティック安の98.145でインプライドイールドは1.8%。
ニュージーランド(NZ)の昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)は季節調整済み前期比1.0%減と予想外のマイナスとなった。ただ為替相にはほとんど影響しなかった。
ウエストパックのアナリストはリポートで「NZドルにとって重要なのは世界的な景気回復の継続だろう。これにより資源国通貨がアウトパフォームする」と分析した。
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