しかし、2019年の福岡ソフトバンクと2020年の埼玉西武はいずれもAクラスに入っており、残る2チームもシーズン4位。どのチームも序盤戦で少なからず貯金を作れていたことによって、極端に悪い順位に沈むケースが存在しなかったという見方もできそうだ。
また、2019年の福岡ソフトバンクは惜しくもリーグ優勝こそ逃したものの、クライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズへの出場権を獲得。栄冠をかけた頂上決戦では巨人を4勝0敗と圧倒し、見事に4年連続となる日本一を勝ち取った。シーズン最終盤まで熾烈な優勝争いを繰り広げたことも含めて、十分に成功を収めたシーズンだったと形容できよう。
2020年の埼玉西武は8月までBクラスに沈んでいたが、9月以降は大きく調子を上げ、千葉ロッテと激しい2位争いを繰り広げた。この年はリーグ2位までのチームに出場権が与えられたクライマックスシリーズの出場権には惜しくも手が届かなかったものの、後半戦に底力を発揮し、リーグ王者の意地を見せた。
2021年の福岡ソフトバンクは開幕直後こそ本来のチーム力を示したものの、故障者が続出した影響もあって徐々に失速。伝統的に得意とする交流戦でも11位に沈むなど苦戦を強いられ、8年ぶりのBクラスに沈むというまさかの結果に終わった。
2022年の東北楽天は歴史的なスタートダッシュを切ったものの、5月以降は急激に調子を落とした。一時は18個の貯金を作って独走態勢を築いたが、最終的には2つの負け越しでリーグ4位と、大きな躍進を予感させた序盤戦の勢いを持続させることができなかった。
そんな中で、2023年のオリックスは中盤戦以降も安定した成績を残して上位を維持し、大崩れすることなく順調に勝ち星を積み重ねた。開幕直後の好成績を一過性のもので終わらせることなく、最終的に2位に15.5ゲームの大差をつけてリーグ3連覇を果たしている。
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