[ワシントン 10日 ロイター] - イエレン財務長官は12日、気候変動をはじめとした世界的な問題に取り組むために世界銀行など開発銀行の追加改革を議論する円卓会議を主催する。米財務省が10日、発表した。
世銀と国際通貨基金(IMF)の春季会合に合わせて開催される討議では、主要な出資国や債務国の財務相が参加し、「現在の課題への対応強化に向け、多国間開発銀行の進化の勢いを持続する方策」を話し合う。
世銀はバランスシート改革によって信用格付けを最上級の「トリプルA」で維持しながら、今後10年の融資枠を500億ドル引き上げる改革案を発表している。出資国が今週、同案を採択すると広く見込まれている。
米財務省のジェイ・シャンボー次官は10日、ブルッキングス研究所のイベントで、世銀は半年で達成できる簡単な改革から着手したが、「これで終わるとは無論考えていない」と強調。改革を今後深化させ、他の多国間開発銀行にも広げるための「頭金」だとした。
財務省高官によると、イエレン長官は円卓会議で、気候変動や感染症パンデミック(世界的大流行)、経済の脆弱性といった世界規模の問題に対応するため、もっと多くの民間資本を活用し、官民パートナーシップを構築するための改革を取り上げる考え。
イエレン氏はまた、多国間開発銀行の事業モデルや資金力でさらに進展を遂げるための新たな工程表を策定することを望んでいるという。
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