19日に国葬が執り行われるイギリスのエリザベス女王は、帽子や動物などさまざまなこだわりがあることで知られていますが、甘党で、大のチョコレート好きでもありました。
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元王室専属シェフを1982年から1993年まで務めたダレン・マグレディさんは、エリザベス女王が「チョコレートが非常に好き」だと、2016年にイギリスの週刊誌「hello!」の取材に答えています。「私たちシェフがメニューに載せる料理でチョコレートが入っているものだったら何でも女王は選び、テーブルに並びました。特に、チョコレート・パーフェクション・パイはね」とマグレディさんは語ります。
チョコレート・パーフェクション・パイは、シナモンクリームとチョコレートが層になっているレイヤーパイのことで、BBCのウェブサイトにレシピが出ています。
現在、アメリカに在住しているマグレディさんは、自身の著書「Eating Royally(原題)」で100を超えるレシピと英王室の知られざる生活についてつづっています。
もう一つのお気に入りは、チョコレート・ビスケット・ケーキで、女王のアフタヌーンティーではよくテーブルに登場したケーキだったそう。米テレビ番組「TODAY」で語ったことによると、ロンドンからウィンザー城へ電車で移動する際に、同行するマグレディさんは缶の中にケーキを忍ばせていたそうです。「女王はこのケーキを全部食べるほどお気に入りで、バッキンガム宮殿でケーキが残ったら、それをウィンザー城に持っていくんです。そうしたら女王は食べ終えることができますから」と明かします。
一般の人でも購入できるのが、ロンドンのボンドストリートに店を構える「シャルボネル・エ・ウォーカー(Charbonnel et Walker)」のチョコレート。英国王室御用達のショコラティエで、同店のホームページによると、1875年の創立にはプリンス・オブ・ウェールズ(のちのエドワード7世)のサポートがあったというように、昔から英国王室とのつながりがあります。
英テレビ番組「Billion Pound Bond Street」で、チーフ・ショコラティエのアダム・リーさんが語ったところによると、「女王はフローラルなテイストが好き」で、お気に入りのチョコレートのリストがあるとのこと。リーさんは「品名を挙げることはできない」としていますが、店のホームページには、「ローズ&バイオレットクリーム」チョコレートの説明に「王室のお気に入りで、この商品はまさに英国らしいもの」とあります。そこから推測すると、バラとスミレから抽出したエッセンシャルオイルの入ったクリームがダークチョコレートでコーティングされ、花びらの砂糖漬けがトッピングされているチョコレートがエリザベス女王の好んだものだと思われますね。
エリザベス女王をしのび、チョコレートケーキを作ってみるのはいかがでしょうか。
(読売新聞メディア局)
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