目まいの原因を調べる装置を説明する福岩達哉院長(右)=南さつま市の「ふくいわ耳鼻咽喉科クリニック」
新型コロナ発症から2週間以上が経過し、嗅覚障害や味覚障害、目まいの「感覚器症状」が持続する人を対象としている。鼻内視鏡やコンピューター断層撮影(CT)、目まい診断装置などで治療可能な病気が隠れていないか専門的に調べる。
厚生労働省研究班が示した調査結果によると、2020年1月〜21年2月の入院患者約1000人のうち3割以上が診断から1年後も倦怠(けんたい)感や呼吸困難など何らかの症状を訴えた。後遺症は41〜64歳の中年層に多かったという。
後遺症の専門外来や相談窓口の設置は、首都圏を中心に全国で進んでおり、埼玉県は後遺症外来を開設する医療機関をホームページで公開している。診療科目や地域ごとに検索できるほか、医療機関を受診すべきかどうかの目安となるチェックシートもある。鹿児島県のホームページでは、後遺症について「かかりつけ医や近くの医療機関に相談を」とのみ記載している。
5月下旬から診察を始めた同クリニックの福岩達哉院長(51)は「後遺症に悩む人はこれから増えてくるだろう。鹿児島でも相談しやすい環境をつくりたい」と話す。
後遺症外来は予約制。月〜水、金、土曜に電話で受け付ける。一般の保険診療と同様に自己負担が発生する。同クリニック=0993(53)3387。
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