不二家は21日、チョコレートなど一部の菓子商品を7月から値上げすると発表した。価格を据え置いて容量を減らす実質値上げを含めた値上げ幅は出荷価格ベースで約5～10%。チョコレートの値上げは2015年以来約7年ぶり。小麦粉や砂糖などの原材料価格が高騰しているほか、物流費なども上昇しており製品価格に転嫁する。
対象はチョコレートやキャンディーなど16品目。「ミルキーチョコレート」や「アンパンマンミニミニチョコレート」は8月下旬の発売分から出荷価格を約9～10%引き上げる。「ルック」の出荷価格も9月発売分より約9%引き上げる。
一部商品では価格を据え置いて容量を減らす「実質値上げ」を実施する。主力商品の「カントリーマアム」で7月12日の発売分から価格を据え置き、内容量を20枚から19枚に減らす。「ホームパイ」も40枚から38枚に減らす。
食品では値上げの動きが続いている。森永製菓は6月からのアイスクリームの値上げを発表。ネスレ日本も「キットカット」などの一部商品の値上げを発表している。
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