
[5日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。銀行株と
石油株が上昇し、相場を押し上げた。
FTSE100種は2020年2月以来の高値。原油価格の値上がりを受け
、石油大手のBP、英蘭系のロイヤル・ダッチ・シェルはそれぞれ1.7
%、1.5%上昇した。
前日に続いてポンドが下落したことから、ドルで収益を上げる企業も買われた。ブリ
ティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が1.3%上昇し、酒造大手のディ
アジオも0.2%上げた。
カルキン・メディアのクナル・ソーニー最高経営責任者(CEO)は「イングランド
銀行(英中央銀行)の金融政策委員会が英経済について、前向きな軌道に乗っていると評
価したことを受けて、消費関連株が買われている」とし、「英実質国内総生産(GDP)
見通しは下方修正されたが、需要は持続する可能性が高く、消費関連株は最近の上昇の勢
いを維持するだろう」と述べた。
英中銀が予想に反して政策金利の据え置きを決め、英10年債利回りが低下した。に
もかかわらず、FTSE350種銀行株指数は前日から反発し、1.09
%上昇した。
中型株で構成するFTSE250種指数は一般消費財株の上昇に支援されて
0.54%上昇し、約1カ月ぶりの高値となった。
英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などの親会社IAGは6
.1%の大幅高。2021年の大幅な赤字を報告後、大西洋路線の再開と、同路線の来年
の輸送能力拡大の計画について「非常に楽観的だ」と説明したことが好感された。
ロンドン株式市場:
<欧州株式市場> 7営業日続伸して取引を終えた。STOXX欧州600種指数<.
STOXX>は過去最高値を更新した。
米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルス感染症を治療する飲み
薬について良好な臨床試験(治験)結果を報告し、決算発表シーズンへの楽観的な見方が
続く中で、旅行関連銘柄が上昇したのが押し上げた。
ファイザーが抗ウイルス薬の治験で重症化リスクが89%低下したと発表し、世界の
投資家から評価された。STOXX欧州600種旅行・娯楽関連株指数は1.3
9%上昇した。
スイスの免税店企業のダフリーは10.1%上昇し、伸び率は2020年1
1月9日以来、約1年ぶりの大きさとなった。一方、英製薬のアストラゼネカは
1.4%下落。
CMCマーケッツのチーフマーケットアナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「ファ
イザーが重症化防止に89%の効果がある抗コロナ錠剤を開発したという今日のニュース
は、アストラゼネカの株価を少し圧迫したかもしれないが、航空会社とホスピタリティ部
門を強力に押し上げた」と指摘した。
フランスのCAC40指数は0.8%上昇し、初めて7000ポイントを突
破した。
フランス高級ブランドのケリング、エルメス、ロレアル<OREP.PA
>が、それぞれ1.7%、1.3%、1.0%上昇し、相場をけん引した。
ドイツのDAX指数は0.15%上昇。ドイツの9月の鉱工業生産指数が不
振だったのが嫌気されて下落したが、その後回復した。
スペインの銀行大手カイシャバンクは1.6%上昇。保有していたオース
トリアの銀行エルステ・グループの9.92%の株式全てを15億300万ユ
ーロで売却したと発表したことが好感された。エルステは5.0%上げた。
欧州株式市場:
<ユーロ圏債券> 独10年債利回りが6週間ぶりの低水準を付けた。米連邦準備理
事会(FRB)とイングランド銀行(英中央銀行)のハト派的な動きを受け、積極的な利
上げ観測が後退したことが背景。
米労働省がこの日に発表した10月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比53万
1000人増と、予想の45万人を上回って増加。ただユーロ圏債券市場への影響はほと
んどなかった。
今週は、英中銀が4日の金融政策委員会で政策金利を過去最低の0.1%に据え置く
ことを決定。ベイリー総裁が先月、インフレリスクの高まりに対して躊躇(ちゅうちょ)
なく利上げする考えを示したことを受け利上げ観測が高まっていた。
このほか、米FRBが2─3日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリ
ング(量的緩和の縮小)開始を決定。ただ、パウエルFRB議長は利上げは急がない姿勢
を示した。
独10年債利回りは一時マイナス0.28%と、9月末以来の水準に低
下。終盤の取引では6ベーシスポイント(bp)低下。週間の低下幅としては2020年
6月以来の大きさとなる見通し。
独30年債利回りは10bp低下の0.07%。
イタリア10年債利回りは6bp低下の0.88%。週間の低下幅とし
ては20年5月以来最大となる見通し。
欧州中央銀行(ECB)の政策担当者はこの日、来年のユーロ圏のインフレ率は従来
想定より緩やかではあるが低下するとの見方を表明。市場は10月に22年の利上げを織
り込んでいたものの、その条件が満たされないことを示唆した。
ただ、コメルツバンクのアナリストは「昨日に調整が入った後でも、短期金融市場で
は来年に大幅な金融引き締めが実施されるとの見方が織り込まれたままになっている」と
している。
ユーロ圏金融・債券市場:
<為替> 欧州終盤 アジア市場 コード
終盤
ユーロ/ドル 1.1563 1.1558
ドル/円 113.36 113.74 ユーロ/円 131.08 131.51 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード
STOXX欧州600種 483.44 +0.23 +0.05 483.21
FTSEユーロファース 1870.28 +0.38 +0.02 1869.90
ト300種
ユーロSTOXX50種 4363.04 +29.70 +0.69 4333.34
FTSE100種 7303.96 +24.05 +0.33 7279.91
クセトラDAX 16054.36 +24.71 +0.15 16029.65
CAC40種 7040.79 +53.00 +0.76 6987.79
<金現物> 午後 コード
値決め 1796.15 <GOLD/EU1
> <金利・債券>
米東部時間14時40分
*先物 清算値 前日比 前営業日 コード
終盤
3カ月物ユーロ 100.57 0.00 100.57
独連邦債2年物 112.28 +0.04 112.24
独連邦債5年物 135.15 +0.18 134.97
独連邦債10年物 171.07 +0.86 170.21
独連邦債30年物 212.78 +3.86 208.92
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード
終盤
独連邦債2年物 -0.737 -0.020 -0.708
独連邦債5年物 -0.581 -0.021 -0.556
独連邦債10年物 -0.279 -0.059 -0.222
独連邦債30年物 0.065 -0.094 0.135
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