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Wednesday, June 2, 2021

「共生社会」の実現へ…思い乗せたチョコレート 今春オープンの専門店 障がい者スタッフが活躍 - FNNプライムオンライン

「共生社会」の実現へ…思い乗せたチョコレート 今春オープンの専門店 障がい者スタッフが活躍
長野放送

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この春に長野市にオープンしたチョコレート専門店では、障がいのあるスタッフも働いていて、「地域共生社会」の実現も発信しています。

長野市南千歳の長野大通り沿いに今年3月オープンした「久遠チョコレート長野店」。余計な油を一切加えない「ピュアチョコレート」にこだわり、店内にはおよそ150種類が並びます。全国に30ほどの店舗を構える専門店で、すでに女性客を中心に人気となっています。

買い物客:

「体にいい感じのチョコレートもたくさん扱っているということだったので、ぜひ一度購入したいと思って」

「素敵なチョコレートがいっぱいあってまた来たい」

人気はドライフルーツやナッツを詰めた「久遠テリーヌ」です。(1個249円税込)

質の高いチョコレートの提供だけではなく、店にはもう一つコンセプトがあります。

久遠チョコレート長野店・酒井千尋店長:

「障がいあるなしに関係なく、いろんな凸凹した方たちが協力し合って、お互いを補い合って一流のブランドを目指している」

いろいろな立場の人が活躍できる「地域共生社会」の実現を目指し、現在、3人の障がい者をスタッフとして雇用しています。

材料のドライフルーツをカットする男性は、自閉症などを抱えていますが、細かく丁寧な作業が得意です。

スタッフの男性:

「自分たちで作ったチョコレートを、窓越しでお客さんに買っていただけるのが励み」

チョコレートを包みシールを貼る作業を担当する男性は、右半身にマヒがありますが、慣れた手つきで作業を進めます。

スタッフの男性:

「ちゃんとやらないといけないなと思いながら、いろんな仕事やっています。やりがいはあります」

作業を細分化し、個性に合わせて任せることで、質を落とさずに本格的なチョコレートを作り上げています。

スタッフの作業の様子を発信するため、作業は店内外からガラス越しに見学できるようになっています。

買い物客:

「応援したいと思います。作っているものは確かだと思うので、味見してわかりました」

久遠チョコレート長野店・酒井千尋店長:

「スタッフ・仲間として欠かせない存在になっていますし、こういった場所を通じて障がいのある方も働ける姿を見てもらって、まずは知ってもらうところから始めてほしい」

店では、今後、障がい者のスタッフを10人程度まで増やしていきたいとしています。

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からの記事と詳細 ( 「共生社会」の実現へ…思い乗せたチョコレート 今春オープンの専門店 障がい者スタッフが活躍 - FNNプライムオンライン )
https://www.fnn.jp/articles/-/191223

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