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Wednesday, May 26, 2021

ECBパネッタ理事、債券購入の減速を正当化する根拠見当たらない - ブルームバーグ

欧州中央銀行(ECB)のパネッタ理事は、債券購入の減速を正当化するような持続的なインフレ圧力の兆候は見られないとの見解を示した。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)に関する目先の変更観測に水を差した。

  パネッタ理事は26日に公表された日本経済新聞との インタビューで、「基調的インフレの上昇トレンドに反映され、インフレおよびインフレ期待をECBの目標に一致させるような持続的なインフレ圧力の高まりのみが購入の減速を正当化し得る」と語った。

  「しかし、われわれは3月にそれを予測していなかったし、それ以降にインフレ軌道を上方向にシフトさせるような調達環境や経済見通しの変化は見られない」と述べた。

Federal Reserve Jackson Hole Economic Symposium

パネッタ理事

  最近のユーロの上昇にも触れ、「現在の環境で驚きではないが、為替レートの持続的で無視できない上昇も見られている。これが持続すれば、インフレ圧力を弱めるだろう」と話した。

  ECB政策委員会は6月10日の会合で最新の経済予測を踏まえて協議し、PEPPについての次のステップを決定する。3月には世界的な国債利回り上昇への対応として購入ペース加速を決めたが、クノット・オランダ中銀総裁ら、ユーロ圏経済は十分に強くなり7月にも景気刺激を弱めることが可能だと論じる当局者もいる。

  パネッタ氏は、ユーロ圏の見通しは改善しているものの、回復はまだ不完全で経済は依然として金融および財政の支えに頼っていると指摘。「経済がこのひどい時期をどう脱するか、危機がどのような実害を後に残したかを時間をかけて見極める意向だ。政策による支援が不十分になることのリスクはなお高い」と語った。

原題: ECB’s Panetta Sees No Justification for Slowing Bond-Buying (1)(抜粋)

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