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Saturday, March 21, 2020

3Dプリントで独自チョコ スイスのチョコレート原料メーカーが受託製造スタート - SankeiBiz

 スイスのチョコレート原料メーカーのバリーカレボーは2月14日、3Dプリント技術を利用したオリジナルデザインのチョコの受託製造を開始すると発表した。大規模な3Dプリントによるチョコの受託製造サービスは同社が世界初。低迷する製菓業界が商品の独自性で生き残りを懸ける中、自在な造形を可能にする同社の3Dプリント技術が各社の注目を集めそうだ。

 チョコのデコレーションなどを手掛ける同社のブランド「モナ・リザ」を通じてサービスを提供する。バリーカレボーは長年にわたりチョコの3Dプリント技術を研究してきたが、テンパリングと呼ばれる温度調節作業の短縮化に苦戦。しかし、テンパリングの短縮化に成功したことで、同社は短時間でのチョコの量産が可能となった。

 今回の取り組みの背景には、製菓業界の成長率の低迷がある。バリーカレボーは1月、世界の製菓市場の成長が昨年の9~11月に鈍化したと発表した。スイスのチョコメーカーのリンツは米国で少なくとも50店舗の閉鎖を計画している。

 こうした中、製菓企業は他社にない独自性を打ち出すことによって消費者の取り込みを図っている。バリーカレボーのイノベーション責任者であるパブロ・ペルバーシ氏はインタビューで、「最近のチョコのトレンドは、インスタグラムで写真映えする個性的なものや、プレミアム商品などだ。今回の3Dサービスはこうしたトレンドを反映している」と説明した。

 バリーカレボーは、ネスレやユニリーバなどの多国籍メーカー向けにチョコを供給している。ただ、今回のサービスはホテルやパティシエ、専門店などハイエンドユーザーを対象としており、メーカーとの提携は次の段階になるという。初期のクライアントにはオランダのホテルチェーンのファン・デル・ファルクなども含まれる。

 また、バリーカレボーによれば、消費者を対象としたチョコ3Dプリンターサービスの提供も視野に入れているという。ぺルバーシ氏は「消費者が自宅でカプセル付きのチョコ3Dプリンターを使用して、自分でチョコを印刷するというのは素晴らしい考えだ。すぐに実現するわけではないが、そうしたチャンスも探っている」と話した。(ブルームバーグ Corinne Gretler)

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