グランプラスは「食生活に彩りと喜びを提供する」を企業理念とする1991年設立のチョコレートメーカーだ。同社は、ベルギー産クーベルチュールと国内外の上質な素材を組み合わせ、華やかで高品質な味を生み出している。
「クーベルチュール」とはフランス語で「覆う」という意味で、チョコレートの場合、加工用のなめらかな材料を指す(国際規格では「総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂は使用不可」といった細かい規定がある)。
同社のクーベルチュールはコートジボワール産などのカカオ豆を使い、世界的なチョコレートメーカー、ベルギーの「ピュラトス」が伝統的な製法で製造している。
「さまざまな素材と相性がよく、味のバランスも秀逸。それを基に、日本人の味覚に合う製品を生み出しています」(取締役営業本部長の安留成行さん・以下同)
同社は、日本人のショコラティエによる“セミハンドメイド”の手法を採用。
「型に流し込むといった作業は機械で行いますが、最終的な仕上げはショコラティエによる手作業です。そのため模様など細かいディテールを表現できます。ほかにも、ナッツをチョコでコーティングする際、レボルパン(ドラム型回転式糖衣機)を使用するが、手酌でのチョコがけ作業も取り入れ、より均一性を保ってている。北海道産生クリームを混ぜ合わせた生チョコにいたっては、ほぼ手作りです」
コーティングする素材は「天然・自然・無添加」がモットーで、愛媛の伊予柑・和歌山の冬青はちみつ・京都や愛知の抹茶・山形の白桃など全国から厳選している。また、防腐剤や防カビ剤などをできるだけ使用せず、リキュールのような純度の高いアルコールで保存性を確保。そのため賞味期限は90〜120日と短い。
丁寧なもの作りが評価され、OEM事業(他社ブランド製品の製造)も活発で、ラグジュアリーホテル・航空会社・コーヒーチェーン店などのオリジナル商品を数多く請け負っている。
また、カカオ生産者の栽培技術を支援し、収入・生活水準向上をサポートするピュラトス社のサステナブル・プログラム「カカオ・トレース」にも参加。販売代金の一部をカカオ生産者や農村に還元する活動も行っている。
今回紹介する『グランプラス セレクションギフト ザ クラシック 3段』は人気商品を詰め合わせた珠玉のセット。トリュフ24種・ペカンナッツショコラ4種・和素材(伊予柑・柚子・檸檬)ピールチョコ3種を楽しめる。“ベルギー生まれの日本育ち”チョコレートの魅力を、ぜひ堪能して。
【商品DATA】
『グランプラス セレクションギフト ザ クラシック 3段』/グランプラス/1万6200円
東京・浜松町には直営店「グランプラス浜離宮」があり、オンラインショップでも購入できる。またバレンタインシーズンには、全国約50か所のデパート(丸井今井函館店・西武池袋本店・大丸東京店・そごう千葉店・阪神梅田本店・山形屋<鹿児島>など)の催事に出店する。
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2024年1月1日号
からの記事と詳細 ( “ベルギー生まれ日本育ち”のチョコレート 愛媛の伊予柑、京都の抹茶など厳選素材を使用 - NEWSポストセブン )
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