[シントラ(ポルトガル) 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁は27日、インフレ率が高過ぎることから景気が減速してもECBは次回会合以降も利上げを継続する見通しだと述べた。ロイターのインタビューに応じた。
このところの指標はユーロ圏の経済見通しが悪化していることを示唆する。
しかし総裁は、域内経済は縮小ではなく、減速か低迷する見込みで、ECBの高インフレとの戦いを止めることはないと指摘。「経済の弱さがインフレに影響する可能性は低い。インフレは依然として非常に高く、持続するリスクが大きい」と述べた。
ECBは今月、8会合連続となる利上げを実施。根強いインフレを踏まえ、次回7月の会合でも利上げを継続する公算が大きいという見通しを示した。
カザークス氏は「7月に『終了した』と言える状況ではないと思う。利上げは7月以降も必要だと思うが、その時期や程度はデータに左右される」と語った。
また、来年上期の利下げを織り込む市場をけん制。「それは間違っており、市場はインフレがかなり急速に低下するという異なるシナリオを想定しているに違いない」と述べた。
からの記事と詳細 ( ECB、景気減速でも利上げ継続へ 7月以降も=ラトビア中銀総裁 - ロイター (Reuters Japan) )
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