カカオを火にかけない「ローチョコレート」で健康志向のスイーツ店 淡路の女性が自宅で開店 ケーキなど手作り |
更新日:2023年02月26日
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「テオ」(左上)と野菜パウダーで着色したローチョコレート=淡路市山田甲
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看板商品の「テオ」をつくる松田あすなさん=淡路市山田甲
カカオを火にかけずに使う「ローチョコレート」の店を、兵庫県三木市出身の松田あすなさん(23)が同県淡路市山田甲に開店した。素材そのものの栄養素を生かす健康志向にひかれ、京都市内の専門店のセミナーで製法を習得。自宅の一部を改装して店舗を設けた。「食べた人の小さな幸せになれば」と、こだわりのスイーツを手作りする。
店は「アスナショコラ」。自身の名前から取った。カカオ豆をじか火にかけず、すりつぶしては容器越しに湯煎する作業を繰り返すと、溶けた状態になる。それを型に流し込むとローチョコレートができる。メープルシロップなど自然由来の甘さを加え完成させる。
これとは別に、火にかけずにすりつぶしたナッツとココナツオイルを混ぜたペーストを固めると「ローケーキ」ができる。ローケーキにローチョコレートをかけて固めた独自のスイーツ「テオ」を店の看板商品にしている。苦みとほんのりとした甘さがある。約2センチ四方の小粒で500円。
松田さんは助産師になろうと入学した神戸の看護学校を約1年でやめた。予防医学に興味を持ち、「体の根本から健康にできないか」との思いがあった。友人がくれたローケーキがきっかけで興味を持ち、京都の専門店に通った。ローチョコレートはうまく固めるのが難しく、試行錯誤に1年半かけた。
淡路市山田甲には5年前、交際相手の出井和仁さん(32)と移住した。もともと空き家だった古い日本家屋で、店を開くためにステンドグラスを入れるなど改装した。
イチゴなど季節のフルーツを入れたローケーキ(650円)▽野菜パウダーで緑やピンク、黄色などに着色したローチョコレート(350~400円)-なども作る。
店の営業は月、土、日曜の午前11時~午後5時(集客イベントなどへの出店時は休業)。売り切れ次第終了。店内に飲食スペースはない。品ぞろえや立地はインスタグラムに記載。通信販売もする。
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