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Thursday, December 22, 2022

持続可能な未来へ。アウディのプレミアム・コンパクト電動SUV日本デビュー - ダイヤモンド・オンライン

Audi Q4 40 e-tron(イートロン)S line

“100年に1度の自動車変革期”といわれる昨今、世界の自動車メーカーの電気自動車(BEV※1)シフトが加速している。アウディは2022年秋、日本市場におけるBEV第3弾となる「Audi Q4 e-tron/Q4 Sportback e-tron」を発売。充電ネットワークの整備にも邁進する。「Vorsprung durch Technik=技術による先進」を標ぼうするドイツのプレミアムブランドの電動化戦略と最新鋭BEV、そして充電ネットワーク拡充への取り組みを紹介する。(文・数藤 健 写真・阿部昌也、アウディ ジャパン)

2026年以降の新型車は全て電気自動車

「持続可能性、社会的責任、技術革新におけるリーダー」をキーワードに、アウディは2033年までの電動化ロードマップを21年に策定し公表している。

 アウディは、26年以降に発表するニューモデルを全てBEVとする。そして、33年には内燃エンジンの生産を終了する※2。持続可能なプレミアムモビリティーを提供する企業へと変革する姿勢を明確に打ち出しているのだ。

手前右がクーペSUVのAudi Q4 40 e-tron Sportback S line

 満を持して新たに日本に上陸した「Audi Q4 e-tron/Q4 Sportback e-tron」は、アウディがコンパクトSUVセグメントに投入した初のBEVだ。前者は存在感のあるフォルムのSUVで、後者=スポーツバックはスタイリッシュなクーペSUV。同社の電動化戦略の中核を担う重要車種ということもあり、同時に2モデルを発売して日本市場に攻勢をかける。

 ボディーサイズは、現行内燃機関(ICE※3)モデル「Q3」と「Q5」の中間(全長はQ3より95~100mm長く、Q5より90~95mm短い)。プラットフォーム=車台はBEV専用設計の「MEB」で、リア車軸付近に搭載した1基のモーター(最高出力150kW、最大トルク310Nm)で後輪を駆動する。

 東京都内で開催された試乗会で対面したQ4 e-tronは、先進的かつ流麗なフォルムに八角形のシングルフレーム・グリルを持つ、まごうかたなきアウディであった。

点灯パターンが変えられるデジタルデイタイムランニングライト(上列)。ライト類は全てLED。精悍なフロントグリルにはBEVであるため通気孔がない

 まず目を引くのが、前後のライト。フロントは好みで四つのパターンから“まなざし”が選べる「デジタルデイタイムランニングライト」(昼間も点灯し被視認性を高める)。リアはレッドのLEDが横一直線につながりワイド感を演出する。コンパクト電動SUVならではの、力強さと機能性が融合した外観だ。

Audi Q4 40 e-tron S lineのリアビュー。全長×全幅×全高=4590×1865×1615mm。定員5人。車両本体価格は689万円(税込み)※4

 インテリアの装備や居住性・静粛性、最新鋭電動SUVのパフォーマンスやいかに? 次ページで詳報する。

※本記事の写真は一部日本仕様と異なる。

※1 BEV=バッテリー・エレクトリック・ビークル。プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)およびハイブリッド車(HEV)は含まない。
※2 中国を除く。
※3 ICE=インターナル・コンバッション・エンジン。ガソリンや軽油を燃焼する動力機関。

※4 価格は22年12月23日現在。

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