地味なカカオ豆に秘められたパワー
冬になるとクリスマスなどのイベントが増えることや、生チョコなどの冬限定チョコが出回り、ついついチョコレートの誘惑に負けてしまう...。ハッと気づくと罪悪感に陥りがちだが、“チョコレートは全面的に腸の健康に悪い”と思い込む必要はないようだ。 【写真】実は体によくない!? 栄養士が避ける、40の意外な食品 セント・マークス・ホスピタルの婦人科専門医ナイラ・アレビ医師が、チョコレートには驚くべき健康効果があると『Netdoctor』に解説している。 まったく不健康であるという説とは正反対に、チョコレートは原材料になっているカカオ豆のお陰で体にプラスの効果を与えるとアレビ医師は言う。 「豆の中で行われる発酵と、その後の抽出によってカカオバターができ、各種ビタミンとポタジウムや抗酸化物質といったミネラル成分を放出します。 また、カカオ豆にはドーパミンやフェニルエチルアミン、セロトニンといったパワフルな抗うつ作用のある化学物質も含まれており、幸福感を促進します。加えて、カカオ豆にはテオブロミンという成分も含まれていて、カフェインのような属性があります」と解説。 さらに、チョコレートが私たちの腸内バクテリアによって発酵すると、もっとヘルシーな化学物質が放出され、その抗酸化物質は緑茶に見られるものと似ていることが研究からわかっていると、彼女は言う。
どんなチョコレートがベスト?
多くの食品の場合と同じで、他より体にいい特定のタイプというのがある。 悲しいことにミルクチョコレートには、健康効果はほとんどない。それは、ミルクチョコレートはかなり加工されているため、腸内バクテリアにあまり好まれないからだとアレビ医師は言う。 「ピュアあるいはダークなチョコレートがよく、それが前述したようなメリットがあるタイプです。チョコレートは、加工されると体にいいとは言えなくなるのです。加工によって砂糖や、クリームや練乳といった様々なタイプの乳製品が加えられますから」 もちろん、砂糖や乳製品は腸に影響を及ぼす。特に、「過敏性腸症候群」など消化に問題を抱えている人にはそうだ。アレビ医師は過敏な胃腸の持ち主にはどちらも膨満感や過剰なガスの原因となると言う。 「砂糖も乳製品も腸に影響を及ぼします。砂糖は腸内の過剰発酵を引き起こし、膨満感や過剰なガスの原因になります。乳製品も、ラクトース(乳糖)がグルコースとグラクトースという糖分に分解され、それが発酵を引き起こすので、これらの症状の原因になります。ラクトース不耐性の人はダークチョコレートであればほとんど大丈夫でしょうが、ラクトースを含む味のものの場合があるので、常に原材料を読むようにすべきですね」 つまり、答えはシンプル。ヘルシーになりたかったら、よりピュアでダークなチョコレートがベスト(カカオ含有量が最も多いチョコ)ということ。それ以外のチョコは、ほどほどにしておいたほうが体のために良さそう。
Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR UK
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