インド初のゼロウェイストチョコレート「kocoatrait」
環境や体に優しいチョコレートが、富裕層を中心に選ばれ始めている。
「kocoatrait」は、インド初のゼロウェイストチョコレートブランドで、カカオ栽培からチョコレートの製造、販売にいたるまで、廃棄物を出さないような仕組みをつくっている。
人工香料を使わず本物のバラをカカオ豆と一緒に挽き、バラ風味のチョコレートを製造したり、衣料品工場で使用した再生コットンと、チョコレートを作る際に出たカカオ豆の殻を包み紙に利用したりしている。
さらにチョコレートを温度や湿度から守るアルミホイルも化学加工がされていないため、100%リサイクルが可能だ。価格は、板チョコレート1枚でINR235(約376円)、ゼロウェストギフトボックスは9枚入りでINR2,800(約4,480円)である。
子どもや若者を中心にチョコレートが人気
近年、インドではチョコレートが人気で、多くの人に食べられている。
インド伝統のお菓子と違い、チョコレートは子どもや若者に好まれ、ドリンクやケーキ、クッキーなど様々な商品が登場している。また、ギフトとしても喜ばれ、街にはチョコレート専門店が見かけるようになった。
数年前までカカオ豆やチョコレートの多くは輸入に頼っていたが、富裕層の間で、カカオ栽培のために木々の伐採をすることやごみ処理などに対する環境汚染への問題意識などが高まっていた。
そんな中、南インドを中心に、「Soklet」や「Mason&Co」など、地元のカカオを使った、地産地消のオリジナルブランドが誕生。環境問題を解決し、上質なチョコレートを提供している。
参考記事:https://tnc-trend.jp/india30/
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構成/DIME編集部
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