2021年11月11日14時16分
日経平均株価は上値が重く、当面は2万8000~3万円の範囲で一進一退が続く。年末以降は経済の正常化期待で株価は持ち直すと予想する。
現在上値が重い一因は、インフレ懸念にある。人の移動再開や冬場の寒さで原油の需要は高まるが、産油国は増産に慎重で、需給の逼迫(ひっぱく)が持続する。半導体不足など供給制約の解消にも時間がかかり、物価高に伴い米国の利上げ観測が強まれば、相場の重しとなるだろう。
一方、新型コロナウイルス治療の経口薬が米国で年末ごろに実用化されれば、経済正常化への期待が高まる。その頃には半導体不足もやや緩和し、幅広い業種に好影響が広がるとみている。
中国の景気減速は要注意だ。中国政府は来年の北京冬季五輪開催に向け、行動規制でコロナ封じ込めを徹底するとみられる。この結果、消費や生産が抑制されれば、影響は世界経済に波及し、株価を下押しする。 ![]()
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