
◇インスリンの不足や機能低下
人間は日常の生活エネルギー源として、ブドウ糖を必要としています。ブドウ糖は食事で摂取した炭水化物が体内で分解されて生成されます。生成されたブドウ糖は血液中に放出され、全身の各臓器の細胞に取り込まれます。その際に膵臓(すいぞう)で作られるインスリンというホルモンが、この働きを制御し、過剰なブドウ糖が放出されないようにしています。 しかし、インスリンが膵臓で十分に作られていない「インスリン分泌不足」や、インスリンが効果的に働かない「インスリン抵抗性」といった状態になると、血液中のブドウ糖濃度が上昇してしまいます。この高血糖が持続することで糖尿病に進行します。慢性的な高血糖の症状には、炭酸飲料を飲みたくなるような喉の渇きを感じたり、尿の回数が増えたりします。また食物からエネルギーが得られなくなり、エネルギー源として自身の筋肉・脂肪組織をエネルギーに充てようという体内機構が生じるため、体重減少が起きたり、全身に倦怠(けんたい)感を生じたりすることも多いのです。
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