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Thursday, August 6, 2020

メルセデス・ベンツと主要サプライヤーのCATLが未来のバッテリー技術のために提携 - 福島民友

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202008062898-O2-1ul78PDA

AsiaNet 85031 (1266)

 
【寧徳(中国)2020年8月5日PR Newswire=共同通信JBN】
*メルセデス・ベンツとCATLは5日、バッテリー技術分野の提携強化を発表した

*電動高級セダンのメルセデス・ベンツEQSは、CATLセルモジュールを搭載しWLTP 700キロ以上の走行距離で、来年発売される

*メルセデス・ベンツとCATLはドイツでリチウムイオンバッテリーの工業化を共同で推進する

メルセデス・ベンツとContemporary Amperex Technology Co., Limited(CATL)(300750.SZ)は、戦略的提携の次の段階に入り、メルセデス・ベンツのモデルポートフォリオの大量電動化をサポートする最先端のバッテリー技術を開発する。シュトゥットガルトを本拠とする高級自動車メーカーのメルセデス・ベンツは、リチウムイオンバッテリーの技術リーダーのCALTが供給するカーボンニュートラルで製造された高度なバッテリーセル、モジュール、システムによって、「Electric First(電動化ファースト)」を加速している。今回の合意は革新的な技術構成を推進するうえで、メルセデス・ベンツ乗用車向けのモジュールのセルから、メルセデス・ベンツのバン向けのバッテリーシステムに至るバッテリー技術全域を対象としている。これには、従来のモジュールを一掃し、セルを直接バッテリーに統合するCATL cell-to-pack(CTP)設計も含まれている。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20200805/2877000-1-a
(写真説明:ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツAGのMarkus Schafer取締役(左)とCATLの創設者兼会長兼最高経営責任者(CEO)であるRobin Zeng博士(右))

ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツAGのDaimler Group ResearchおよびMercedes-Benz Cars最高執行責任者(COO)を担当するMarkus Schafer取締役は「われわれはバッテリー技術をリードし、当社独自の研究開発専門技術を優れたパートナーと組み合わせ、ずば抜けた走行距離、充電速度、安全、持続可能性を備えた高級自動車を開発する。CATLと協力することで、われわれはカーボンニュートラルに向けた当社の変革を加速できる。CATLは今後、当社の次世代EQ製品の能力を確保できる主要なサプライヤーとなる」と語った。

CATLの創設者兼会長兼最高経営責任者(CEO)であるRobin Zeng博士は「メルセデス・ベンツはCATLにとって特に重要パートナーである。われわれは、将来の両社発展に向けた提携をさらに拡大し、高めたことを極めてうれしく思う。メルセデスは130年以上前に自動車を発明し、その技術を数え切れないイノベーションによって発展させてきた。今回CATLのバッテリー技術と一体化されたことは、両社の電動化戦略にとって決定的に重要な1歩となる。われわれは信頼され競争力があるソリューションを開発・提供することで協力し、eモビリティーを世界に広めていく」と語った。

▽革新的なバッテリー技術を搭載したモデルポートフォリオの電動化

バッテリーセルは極めて複雑なバッテリーシステムの中核である。その化学は、電動車両の性能、走行距離、サービスライフに大きく寄与する。メルセデス・ベンツはCATLとの戦略的提携を通じて、現行および将来のクラス最高のリチウムイオインバッテリーの開発を推進する。両社は将来のバッテリー世代に関する取り組みにすでに着手し、数年のうちにいくつかの車両を発売する。明確な目標は、開発サイクルを短縮し、エネルギー密度を前進させることで将来のバッテリーの走行距離を大幅に拡大し、充電時間を短縮することである。電動化を高級車セグメントの顧客にとって、より魅力的にするために、この目標は野心的なものになっている。来年顧客に提供予定のEQS高級セダンの開発目標は、700キロ(WLTP走行距離)以上の長い距離と、現行モデルよりも2倍速い充電速度である。またメルセデス・ベンツEQSは、CATLセルモジュールを搭載する。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20200805/2877000-1-b
(写真説明:ダイムラーAGのHubertus Troskaグレーターチャイナ担当取締役)

ダイムラーAGのHubertus Troskaグレーターチャイナ担当取締役は「ダイムラーは、世界での競争力を強化し、強力で革新的なパートナーと協力し、電動モビリティーを含む当社の未来戦略を追求することによって効率性を向上させることを継続していく。中国で、われわれは長年にわたり主要な業界およびテクノロジーリーダーと強力な協力関係を築いてきた。これは、当社の力強い成長に弾みをつけるだけなく、生産、調達、研究開発の効率化をもたらした。われわれは世界をリードする中国のバッテリーメーカーのCATLとの提携を新しいレベルに引き上げたことをうれしく思う。われわれはこの提携を当社戦略の『Electric First』と持続可能な発展に組み込む。この提携によってダイムラーは今後も、テクノロジーリーダーシップによって当社顧客に楽しみを提供するとともにイノベーションを加速していく」と語った。

メルセデス・ベンツとCATLはエンジニアおよび生産品質、性能にコミットし、可能な限り持続可能なフットプリントによってバッテリーをリードしていく。

▽カーボンニュートラル生産によるバッテリー製品

メルセデス・ベンツは「Ambition2039」を掲げて、クライメートニュートラルな新しい乗用車フリートの長期ビジョンを追求するとともに、カーボンニュートラルへの変革を積極的に推進している。現行および将来の車両世代のカーボンフットプリントを最小限に抑制するため、両社はバッテリー製品のカーボンニュートラル生産に合意した。これを実現するため、CATLは、風、太陽光、水力などの再生エネルギー源による電力を生産に利用する。2020年の初めに、メルセデス・ベンツとCATLはすでにブロックチェーンテクノロジーを使用する合同パイロットプロジェクトに着手し、気候にダメージをもたらすガス排出と、バッテリーセル・サプライチェーンに伴う再生資源の比率についての透明性を生み出した。次のステップは、使用済みバッテリーのリサイクルを通じて原材料採掘への依存を大幅に削減することである。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20200805/2877000-1-c
(写真説明:CATLのZhou Jia社長)

CATLのZhou Jia社長は「今回新しく締結した戦略的提携の枠組みの中で、CATLは『Ambition 2039』を含むメルセデス・ベンツの持続可能性目標に全面的にコミットする。これには、再生エネルギーによる持続可能な生産、サプライチェーン全体の流通におけるCO2フットプリントの最小化、社会的な責任の全側面に対する尊重などが含まれている。CATLはEQSからスタートする次世代のメルセデス・ベンツEQ向けのカーボンニュートラル・バッテリー生産を保証し、バッテリー・サプライチェーンのCO2削減を最大化する。今回の提携は両社が持続可能なビジネスをうみ出し、われわれの業界の変化を加速する新たな機会を開くと私は確信している」と語った。

▽ドイツにおける主要テクノロジーの工業化

メスセデス・ベンツAGとCATLの戦略的提携は、ドイツにおける最先端バッテリー技術の開発と工業化をさらに加速する。CATLのテューリンゲン工場建設により、同社はメルセデス・ベンツにさらに競争力のある製品ならびに円滑な供給を提供する欧州サービス体系を構築する。これにより、メルセデス・ベンツは将来的に調達の面でさらに現地化のレベルを高め、エアフルトに近いCATLの工場からバッテリー製品を購入することが可能になる。

▽CATLについて
Contemporary Amperex Technology Co., Limited(CATL)はリチウムイオン・バッテリーの開発・製造のグローバルリーダーであり、新エネルギー車両およびエネルギー貯蔵システム向けバッテリーシステムの研究開発、製造、販売の事業を展開している。2019年、世界での同社の電気自動車(EV)用バッテリーの売上は40.25 GWhに達し、EVバッテリーの年間消費量で世界のリーダーになった(SNE Reserchのデータによる)。

中国・寧徳に本社を置くCATLは全世界および北京、リツ陽(江蘇省)、西寧(青海省)、宜賓(四川省)にある子会社をはじめ、ミュンヘン(ドイツ)、パリ(フランス)、横浜(日本)、デトロイト(米国)、バンクーバー(カナダ)で、2019年現在で2万6000人以上を雇用している。さらに、同社は福建省、江蘇省、青海省、四川省でバッテリー製造施設を所有、操業しているほか、ドイツのエアフルトに最初の海外工場である欧州工場を建設中である。2018年6月、同社は銘柄コード300750で深セン証券取引所に上場した

より詳しい情報はhttp://www.catlbattery.com を参照のこと。

▽メルセデス・ベンツAGの概要
メルセデス・ベンツAGはメルセデス・ベンツの乗用車とメルセデス・ベンツのバンのグローバルビジネスを統括し、全世界で17万3000人以上を雇用している。メルセデス・ベンツAGの取締役会長はOla Kallenius氏である。同社は乗用車、バン、そしてサービスの開発と生産、販売に重点を置いている。さらに、同社は将来を見越したイノベーションにより、コネクティビティー、自動運転、代替駆動系の分野を先導することを目指している。製品ラインアップを構成するのはMercedes-AMG、Mercedes-Maybach、Mercedes meのサブブランドを持ったメルセデス・ベンツ・ブランドと、電動モビリティーに向けたスマートブランドやEQ製品とテクノロジーブランドである。メルセデス・ベンツAGは高級乗用車の最大手メーカーの1つ。同社は2019年、約240万台の乗用車と43万8000台超のバンを販売した。メルセデス・ベンツAGには2つの事業部門があり、同社を電動モビリティーの要件に適応させながら、4大陸に及ぶ40以上の生産拠点から成る全世界生産ネットワークを継続的に拡大している。同時に、同社は3大陸で世界的なバッテリー生産ネットワークを開発している。メルセデス・ベンツAGにとって持続可能性とは、顧客、従業員、投資家、ビジネスパートナー、そして社会の全体から成る利害関係者に向け、持続する価値を創出することを意味する。この持続可能な事業戦略は、ダイムラーのそれが基盤となっている。それは同社がその事業活動による経済的、生態学的、社会的な影響に責任を持ち、バリューチェーン全体を見渡すことである。

ソース:CATL

添付画像リンク:
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(写真説明:ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツAGのMarkus Schafer取締役(左)と、CATLの創立者兼会長兼最高経営責任者(CEO)であるRobin Zeng博士(右))

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(写真説明:ダイムラーAGのHubertus Troskaグレーターチャイナ担当取締役)

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