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Friday, May 22, 2020

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マカク属のサルを用いた研究により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)にいったん感染すると再感染に対する免疫が得られることが示された。ワクチンはウイルスの感染を防ぐのにある程度有効なようだ。

新型コロナウイルスに感染すれば免疫を獲得できるのか? ワクチンはそれと同じ効果をもたらすことができるのか? 5月20日にサイエンス(Science)誌に掲載された2つの研究で、ハーバード大学ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの研究者が率いるグループが、マカク属のサルを用いて上記の疑問に対する答えを示している。

研究チームが9匹のサルを新型コロナウイルスに感染させたところ、サルはヒトと同様に肺炎を発症した。5週間後、研究チームはサルを同ウイルスに再感染させようとしたが、今度は感染しなかった。つまり、サルは(おそらくヒトも)感染後、ウイルスに対する免疫を獲得するということだ。ただし、免疫がどれだけ持続するかは依然として不明だ。

その後、研究グループは4種類の異なる「DNAワクチン」をサルに試した。今回接種したのは、新型コロナウイルスを構成するスパイク状のタンパク質を生成させる遺伝的指令を筋肉に注入する、すばやく作れるタイプのワクチンである。ワクチンは35匹のサルを新型コロナウイルスから保護し、ワクチンを接種したサルから確認されたウイルスの量は、(未接種のサルに比べて)はるかに少ないことが分かったという。

これまでに、中国のシノバック(SinoVac)が開発したワクチンとオックスフォード大学が開発したワクチンの2つのワクチンも、サルに対する防御効果を同様に示している。総合的に見て、これらの研究結果はワクチンが有効である可能性を強く示唆している。

世界中の人々が待ち望むワクチンの完成に向けた開発競争において、科学者は生成すべき抗体のタイプや量など、適切な免疫反応について理解を深める必要がある。ハーバード大学の研究チームは、サルを用いた実験結果は、免疫と「相関性」があるのは何かを定義するための一歩だと述べている。

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アントニオ レガラード [Antonio Regalado]米国版 医学生物学担当上級編集者
MIT Technology Reviewの生物医学担当上級編集者。テクノロジーが医学と生物学の研究をどう変化させるかについて追いかけ、記事を書いています。2011年7月にMIT Technology Reviewに参画する以前はブラジルのサンパウロを拠点に、科学やテクノロジー、ラテンアメリカ政治について、サイエンス誌や他の刊行物向けに記事を書いていました。2000年から2009年にかけては、ウォールストリートジャーナルで科学記者を務め、後半は海外特派員を務めていました。

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