日本陸連の設定記録を突破して優勝し、笑顔の松田瑞生 |
東京五輪女子代表の残り1枠を争う大阪国際女子マラソンは26日、大阪市のヤンマースタジアム長居発着で行われ、2018年大会覇者の松田瑞生(ダイハツ)が日本陸連の設定記録(2時間22分22秒)を突破する2時間21分47秒で2度目の優勝を果たし、五輪代表に前進した。日本歴代6位のタイム。松田は昨年9月の五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)で4位だった。
3枠の五輪代表は既に2人が決定しており、3月8日の名古屋ウィメンズ(中日新聞社主催)でこの日の松田がマークした2時間21分47秒を上回る選手がいなければ、松田が3人目となる。
松田は31キロ付近でミミ・ベレテ(バーレーン)との先頭争いから抜け出し、そのまま逃げ切った。MGC3位だった小原怜(天満屋)は前半で先頭集団から遅れて13位。2016年リオデジャネイロ五輪代表の福士加代子(ワコール)は名古屋ウィメンズ出場を見据えて25キロすぎで棄権した。 (スタート時晴れ、気温10・2度、湿度62%、西の風0・5メートル)
◆ハイペース崩さず、格上振り切り 「こんなに余裕あんねやな」
序盤からペースメーカーの前に出るような積極的な走りは、入れ込みすぎて失速する前触れにさえ見えた。「あれだけのハイペースで運んだので、後半のダメージは想定していた」とダイハツの山中監督。そんな周囲の心配をよそに、進化した松田が夏のひのき舞台へ大きく前進した。
五輪進出の条件は、自己記録を上回る2時間22分22秒以内。ハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(積水化学)らペースメーカーが設定より速いラップを刻み、ライバルが次々と脱落していく。「新谷さん、速いって」。そう思いつつ、自分でも意外なほどに体が動いた。
「こんなに余裕があんねやな」。23キロ地点からは2時間21分台の記録を持つバーレーン選手との一騎打ち。31キロ付近で格上の相手を振り切る姿は、近年の日本勢にはないたくましさがあった。
トラックのスピードを生かして初マラソンから結果を重ね、大本命として臨んだ昨年9月のMGCは、序盤のハイペースでリズムを崩して4位に終わった。かつてない挫折を経て、一から練習を見直した。
意識したのはスピードとスタミナの両立だ。月間1300キロもの走り込みを敢行しながら、レース前は意図的に練習のスピードを上げた。マラソンに専念するようになって鈍っていた切れを取り戻し、ハイペースを持続するだけの土台も手に入れた。
3月の名古屋ウィメンズで記録を破られなければ、五輪の代表に決まる。「まだ世界とは遠い。今のままでは終われない」。現在地に満足するつもりは毛頭ない。 (佐藤航)
拳を突き上げゴールインする松田瑞生 |
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January 27, 2020 at 05:45AM
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松田V、五輪前進 設定記録突破 大阪国際女子マラソン:スポーツ(TOKYO Web) - 東京新聞
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