[ロンドン 28日 ロイター] - 欧州委員会のアドバイザーは28日、持続可能な経済活動を規定する欧州連合(EU)の独自基準である「サステナブル・ファイナンス・タクソノミー」を巡り、区分を増やすことを提案した。争点となっている天然ガスについて、「アンバー」という新たな分類に含めるとしている。
欧州委は今年初め、一部天然ガスを「グリーン投資」に区分する提案をまとめたが、加盟国の多くが反対を表明。以来、天然ガスが「グリーンかどうか」を巡り激しい論争が巻き起こっている。
事態の打開に向け、欧州委のアドバイザーはこのたび、現在は持続可能ではないが将来的には持続可能になる可能性があるガス火力発電所のような活動について、「アンバー」の区分に含めることを提案した。
また、環境に重大な悪影響を及ぼし、緊急に移行もしくは停止する必要がある活動を分類する、「レッド」という区分の創設も提案した。
「サステナブル・ファイナンス・タクソノミー」が整備されれば、企業は低炭素経済への移行に必要な資金を調達しやすくなり、投資家は投資の判断をする上でより透明性を得ることができるとみられている。
からの記事と詳細 ( EUアドバイザー、持続可能な経済活動の基準巡り区分増設を提案 - ロイター (Reuters Japan) )
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