効率性・安定性・簡便性・多様性が大幅に向上する革新的な新機構を開発
SoBiCは、「大自然の呼吸」とも言える太陽の日射熱による空気の熱膨張や収縮の気圧変化を動力源にして、電気も機械も使わず自動・自律的に水がシステム内を自然のリズムで循環するポンプシステム(※1参照)を搭載し、温暖で陽の当たる場所と、必要最小限の水さえあれば(散水型栽培と比較すると約90%以上の水を節約可能:※2参照)、農地がなくても、栽培知識や技術がなくても、農薬や化学肥料を使わなくても、土作りや雑草取りなど面倒な手間もなく、ほぼ放ったらかしで(※3参照)、野菜・根菜・果実・穀物類など、基本的には全ての植物の栽培が全自動で非常に良く育てられるシステムです。つまり、誰でも、どこでも、簡単・手軽に、安心・安全の作物が得られる世界初(※4参照)のモバイル型の全自動栽培システムとなります。
SoBiCシステムは2015年に発明され、2016年の製品化以来、毎年少しずつ改良と進化をしてきました。2021年の5代目のモデルは、ポンプシステム基本構造から筐体の素材も形状も大きく変更され、培土を介したシステム全体の水循環が「最適な生態活性」を創り出し、自然の調和機能が最大限に働くように全面的な見直しが施されました。結果として、システム動作部分の大幅な簡素化がなされ、ポンプ機能の更なる高効率化と不安定要素の削減を同時に実現した上に、設置や取り扱いの簡便性も飛躍的に向上しました。また、貯水容量も旧モデルの約三倍にできた事で水の補充の手間も月に1回程度(※5)で済むなど、安定性と簡便性を飛躍的に向上させ、カスタマイズも容易になる事で、自由度と多様性が広がり、増設や栽培規模の拡張もより簡単になりました。
大規模大量生産(単純スケールアップ型)から「モバイル・スケールアウト型」へ進化
農業と言う一次産業は、単位面積当たりの収穫に対し、その栽培環境の造成と維持にかかる手間とコストを差し引いた残りが「収益」となる為、大規模化しないと収益が出ないので、安価で大規模展開できる地域や国に生産地が大きく偏っています。その中で更なるコスト削減と大規模化のモデルとして、広大な砂漠地帯等で地下水を利用して大量の穀物類を栽培する方法が拡大し、現在ではそれが全世界の食糧生産量の大半を占めるに至っています。また、野菜栽培は大規模な水耕栽培や高度な労働ロボットを随所に導入するなどの巨大で精密な環境設備産業となりつつあります。その上に強力な農薬や化学肥料が開発され大量に利用されるようになり、それに応じて遺伝子操作技術も目覚しく進化して来ました。
しかし、そのような従来型の大規模大量生産方式の農業は、化石燃料や鉱物資源・電力・薬剤などの消費を相乗的に高め、それが環境汚染や破壊にも影響し、広範囲にわたり生態系を大きく歪めています。また何より致命的なのは世界中の農業用地下水が枯渇し始めていることです。それらの深刻な問題に加え、温暖化などの気象変動による病気やウイルスの蔓延、バッタなどの害虫の大量発生、洪水、森林火災などの自然災害の激化・激増など、致命的とも言える深刻な問題が負のスパイラルのように増大の一途をたどり、農業生産環境は近い将来危機的な状況になると世界中の多くの科学者が警鐘を鳴らしており、既に世界中の食糧価格は高騰を始めています。つまり、今までの常識は、大規模化による大量生産(単純スケールアップ型)が、最も効率的でコスト削減になるとされて来ましたが、今後は様々な資源の枯渇や環境変化によって、そこから増大する多くの問題への対策コストの方が規模に応じて大きく積み重なり、利益を出すどころか「逆ザヤ」になってしまい、産業としては限界の時期が来ているといえます。
これら従来型の諸問題に対し、SoBiCは規模に関係なく、非常にシンプルな形で生態系に則した完全自動循環機能を独立したコンパクトな筐体の中で再現し、自動的に最適な生育環境が維持される構造により、植物が非常に早く・大きく成長するので、結果として単位面積あたりの栽培効率としては、従来とは比較にならない程に高くなります。これを用いて、陽の当たる場所(※6参照)である限り、幾らでも増設でき、設置したユニットの数が多くなれば、生産量も増えます。つまり、従来のような「単純スケールアップ型」ではなく、1台から始めて、1台ずつ簡易且つ柔軟に、需要に応じて「無限に拡張」して行く、いわゆる「モバイル・スケールアウト型」の構造転換を容易に可能にします。これを利用したビジネス展開としても、食糧生産とその流通に関わる産業は、従来供給が細り絶対需要が更に高まっている時代において「成長が約束されたニューフロンティア」であり、そこへの参入が大きな投資リスクなしに可能となります。また、その事業の成功と拡大が、結果として環境改善と社会貢献に直結する事にもなります。一般家庭のベランダや庭、またはビル屋上などを利用して、手軽な「自給自足」への小さな一歩として始められ、ビジネスや販売目的としても、オリジナルブレンドの培土や活性微生物や菌を利用して、付加価値のある作物を生産する事も可能です。また、ND社と技術提携して、オリジナルのシステムユニット開発やサービスモデルをパッケージ化して販売する事も出来ます。
アフターコロナの世界で最も簡易で有効なソリューションに
現在は世界中で新型コロナウイルスのパンデミックの渦中にあり、世界中の経済活動が一斉に抑制され、健康被害や世界経済にも極めて深刻な打撃を被っている状態です。ただ、しかしながら、このようなパンデミックの「根本要因」や「根底にある核心課題」を誰も明確に指摘しておらず、誰もがその事に目を背け、誤魔化され、何ら考慮も対処もされていない事が、事態の深刻さや闇を深めています。
そもそも、これまでの経済成長が、自然資源の浪費と環境破壊の上に成り立っていた「無理で歪んだ経済成長の末路」である事は、科学的にも生物学的にも、経済学的にも、あらゆる学術的な見地からも紛れもない事実であるからです。その歪んだ経済成長の肥大化から必然的に出るCO2排出やそれに伴う温暖化・自然破壊・環境汚染などによって、環境風土も著しく変化し、良くも悪くも「細菌(ウイルス)」が、最も敏感に反応し、変異や増殖をする事は科学的な根拠を示さずとも自然の生態構造としては自明です。実態として21世紀はウイルス世紀と呼ばれるほどに、2000年前後からSARS/MERS/鳥インフル/豚コレラ/コロナ/新型コロナなど、人だけでなくあらゆる生態に強く影響を及ぼす細菌の変異や新種の発生で、目に見えない様々な世界で「大流行」していると認識した方が賢明と思われます。
今後、仮に今のコロナウイルスに対する有効なワクチン開発と普及で一時的には収束出来たとしても、経済産業構造を以前のような大規模大量生産大量消費に戻そうとしたら、次は更に強力で毒性の強いウイルスが続々と発生してくる事は予想に難しくなく、自然界の細菌の進化と抗体ワクチンの開発競争などしても勝てる訳もなく、全自動車のEV化など大胆なCO2排出削減目標をかかげても、数十年かけて「温暖化の加速度を緩めるだけ」の施策案や目標だけでは矛盾と混迷を深めるだけと思われます。故に、今のままではSDGsが掲げる「豊かな持続可能社会」への目標は単なる「夢物語」か「無意味なスローガン」で終わってしまう事を真摯に受け止める必要があると思われます。
決してSoBiCが全ての課題を解決できるわけではありませんが、SoBiCを上手く活用し、普及させる事で、少なからず「食の安全」「食の安定供給」への不安を抑制する事は可能と思われます。SoBiCが広がれば自ずと「食糧の増産」とともに「CO2の吸収」が進み、健康的な「食」と「環境改善」を起点にした新産業が生み出され、雇用もそれに応じて膨らんでいく、まさに一石二鳥三鳥の「好循環の連鎖」を生み出す事も可能となります。そのような好循環を重ねることで、無理なく、豊かな持続可能社会がはじめて実現できると思われます。
海外への小売販売も開始
SoBiCの需要は降雨量の少ない水不足で苦労している海外の方が高く、革新的な技術ほど石橋を叩いて渡る事が是とされている日本では波及は難しいのではと、創業来ずっと言われて来ました。実際に海外からの問い合わせも多く頂いていましたが、旧モデルまでは装置の適切な設置や運用に関して、物理学的な基礎知識の理解と動作チェックなどの手間を必要としていた為、アフターフォローも大変になる事から、海外対応は積極的にはしてこなかった経緯がありました。しかし、今回の2021年モデルは、それらの課題がクリアになり、今後は海外からの引き合いや試験導入に関する問い合わせも柔軟に対応し、送料は若干割高になるが、ビジネスとしての試験導入としては非常に安価である事には変わりがないので、培土を同封しないキット(※7参照)も1台からでも海外へ発送を行ないます。
※1.太陽光発電や電力で動く一般的な機械的なポンプシステムは一切利用していません。
※2.一般的な水撒きでトマト一個を作るのに必要とされる水が50リットルと言う一概な報道レポートと比較した場合の割合です。またSoBiCは周辺露路から完全に隔離独立したカートリッジ内の培土に水を完全循環させる構造になっているので、植物生育に必要事以外には水は消費されない(減らない)ので必要最小限と言う表現が出来ます。
※3.SoBiCは完全に独立したユニット内の日射に応じた水循環で最適な生育環境が自動醸成される事から、基本的に人の世話なしによく育つ事を表現しています。枝支えや剪定、収穫作業が自動的にされる事はありません。
※4.SoBiCを構成する技術は既に世界30カ国以上で特許化されており、これに類似する技術がなかった事が証明されています。
※5.あくまで目安です。設置環境や栽培する植物の種類によっては多少の前後はあります。但しシステムの水の循環系列に自動給水管を設置すれば、月に1回程度の水の補充の手間もなくせます。
※6.陽の当たる場所でも、周辺の雰囲気温度が栽培する植物の生育可能な温度帯に保てる環境下に限られる事と風通しが良い所が推奨されます。大まかな目安としては、設置場所の1日の平均気温が(摂氏15〜40℃で凍結が発生しない環境)である事が前提です。寒冷地や熱帯地域でも、温度管理の効く施設内で日射が届く環境(ハウス栽培)でもSoBiCは有効に機能します。
※7.専用のカートリッジ培土をセットする形ではなく、利用者の選択に応じた培土を入れるカートリッジ袋を付属した栽培キットになります。(輸出の場合、培土の通関手続きが複雑になってしまう為)
● ネイチャーダイン株式会社について
当社は、独自の革新的な栽培技術をベースに家庭菜園市場や機動力農業への新たなソリューションを提供すると共に、国内外への普及を進めてまいります。
からの記事と詳細 ( 無理なく「豊かな持続可能社会」を実現する・究極に進化したSoBiC2021年モデル販売開始 - PR TIMES )
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