■コンパクト化&バッテリー強化で使いやすさ向上
バッテリー持続時間も大きく改善した。前モデルではイヤホン単体で約4時間とされていた連続音楽再生は、新モデルで約7時間まで伸びている。手のひらの中に収まるコンパクトなサイズの充電ケースで充電すれば、目安として最長約28時間の音楽再生が行える。
カラーバリエーションには、ブラックのほかホワイトも追加。前モデルから、ファブリック素材をあしらった充電ケースのデザインが女性音楽ファンの目を引いていたと聞くが、新モデルは天面に配置したゼンハイザーのブランドロゴを白抜きにし、より軽やかな印象に刷新。落ち着いたデザインなので毎日持ち歩きたくなる。
シェルの直径が前モデルから約2mmほど小さくなったことで、男女を問わず耳の小さな音楽ファンにも良いフィット感が得られそうだ。筆者も正直、これほどまでに装着感が変わるとは思わなかった。心地よい装着感が長く持続するため、飛行機や電車移動の際にとても使いやすそうだ。
左右イヤホンのサイドには、タッチセンサーリモコンが内蔵されている。本体の小型化が実現できたことで、前モデルで筆者も時々経験した、タッチセンサーのミスタッチが大幅に減らせた。
また専用アプリ「Smart Control」からは、アクティブ・ノイズキャンセリングや外音取り込みなど、イヤホンに搭載されている便利な機能の設定変更が細かく行える。タッチセンサーリモコンの機能割り当てが左右側ともにカスタマイズできるので、操作コマンドをより早く覚えられそうだ。
■「LDSアンテナ」で音切れにも配慮。リスニングに集中できる
音楽リスニングの妨げになる音切れも見事に抑えられている。クアルコムの最新オーディオ向けSoCを選んだことで、接続性能の基本レベルが向上したとのこと。左右間の接続についても、消費電力の面で課題の残るNFMIからBluetooth接続に切り換えている。
そして接続性に貢献するもう1つのポイントが、基板上に、レーザーカッティングで立体的にアンテナを形成する「LDSアンテナ」。この技術により、電波通信の感度を高めるだけでなく、アンテナの省スペース配置を実現する。こちらもまた、コンパクトで信頼性の高い完全ワイヤレスイヤホンを実現する要素のひとつだ。
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May 15, 2020 at 04:36AM
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