新潟県佐渡市にUターンして新たに起業した男性がいます。目指すのは甘く、そして苦みもあるチョコレートづくり。原料のカカオ豆から作る様子を取材しました。
海沿いに面した佐渡市の莚場地区。ぽつんと建つ建物。かつてはこの地域の観光交流施設でした。
ここをチョコレート工場にしようと奮闘する勝田誠さん、40歳。おととし、約20年ぶりに故郷の佐渡市にUターンしてきました。
勝田誠さんは高校を卒業後、佐渡を離れ東京や大阪で会社勤めをしていました。
34歳のときに退職し、自転車で旅に出た勝田さん。全国をまわる中、広島県尾道市で出会ったのがチョコレート工場「ウシオ チョコラトル」。海外でカカオ豆を仕入れ、焙煎や形作りまで一貫生産するこの工場で約5年間、働きました。
この経験を活かしたい・・・自らも独立を考えるようになり、2年前、故郷に帰ってきました。
ことし3月。注文していたカカオ豆が届きました。
4月にはオープンに向けてチョコレート作りが始まりました。
まずはカカオ豆の選別です。割れたものや大きさが揃っていないものを丁寧に取り除きます。
そして重要な焙煎の作業に入ります。豆によって渋みが違うため温度と時間を変えていきます。
焙煎した豆は皮をむいて細かく砕いた後、砂糖を加えて練り上げていきます。なめらかなくちどけにするため、練り上げる時間は3日間。こだわりが詰まったチョコレートです。
5月2日、勝田さんの店がプレオープンしました。店の名前は地名の「莚場」からとって「筵CACAO CLUB」です。
勝田誠さんは「地元の方が応援してますとかそういったメッセージをいただいているのでそれが非常にありがたいですね。メインの板チョコレートができていないのでそれを早く完成させていろんな方に食べていただきたい」と話しました。
勝田さんはまずはカフェとして営業しチョコレートが完成し次第、販売を始める予定です。
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