[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が6日発表した3月の豪求人広告は前月比7.4%増の19万0542件で、2008年11月以来約12年ぶりの高水準となった。
新型コロナウイルス禍に伴う政府の緊急支援措置が一部打ち切られる中でも、労働市場の力強い回復が持続する可能性を示唆した。
2月分も前月比8.8%増に上方改定された。
3月は、ロックダウン(都市封鎖)で多くの業界が休業に追い込まれた前年同月と比べると39.7%の大幅増を記録した。
ANZの上級エコノミスト、キャサリン・バーチ氏は、求人広告の堅調さを踏まえると、雇用維持のための政府の賃金補助制度打ち切りによる影響は当初の想定より小さくなる可能性があるとの見方を示した。
また、同制度の打ち切りで「現在の労働人口の0.8─1.2%に相当する10万─15万人が職を失う」と試算した上で、「労働需要が高まる中、多くの人は比較的速やかに新しい仕事に就ける見込みで、正味の雇用喪失はより軽微にとどまるだろう」と述べた。
失業率については、第2・四半期にいったん上昇するものの、今年後半に再び急速な低下に転じるとの見通しを示した。
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